安保理の北朝鮮制裁決議は効果があるだろうか？

昨日、国連安保理が北朝鮮制裁決議を採決した。

これによって、北朝鮮の蒙る被害額はかなりのものとなり、

北朝鮮にとっては痛手であろう。

ということは・・効果が期待されるのだろうか？

私は疑問に思う。ハイ分かりました・・と、おとなしく決議に

従うぐらいなら初めから無謀なことはやっていないはずだから。

　じゃあ・・どうなる？

今回の安保理決議はアメリカにとって最後の切り札だと彼らは

見破っていることだろう。だったら・・無視するだろう。

そうなれば、アメリカは打つ手がない。

そこで問題なのが、トランプがどんな手を打ってくるかである。

一つは、北朝鮮と戦闘行為にはいる。でも・・これは危険だ。

アメリカは良いとして、韓国や日本が危ない立場になってしまう。

もうひとつ・・だが・・トランプ氏は以前にこんなことを言っている。

言っていたかどうか・・確信はないが、言っていたようにおもう・・。

「北朝鮮の言い分も理解できる」と。アメリカが北朝鮮を敵視して

いるからこうなるのだろと。

　もし・・そうなら・・トランプ大統領は「北朝鮮を国家として認め

（　これまで国家として認めていなかったのだ）　た上で、話し合いの

場を持つかもしれない。

　５月１日にトランプ大統領はインタービュで「金正恩委員長は

なかなかスマートだ。会うのに適当な場合は、もちろん会う。会うのは

光栄なことだ」とはっきり言っているからだ。

　言うまでもないことだが、スマートとは「賢い」という意味であり、日本で

日常的に使っているような体型のことではない。

　もし、トランプ氏が、そういう選択をしようとしてもほかの同盟国は反対

するだろうとは思うが、そういうケースも有り得ると考えておいたほうが

よい。そのばあい、日本は大変難しい立場となるのだから。