北朝鮮問題での中国の反応がとても興味深い。
国連の安保理などでは譲歩しながらも「制裁」には一応は協力的姿勢である。
攻撃を加えるよな事があれば迷惑千万なことになるから、なるべくならアメリカを
刺激したくないと思っているのだろう。
立つもの同士なのだから、見捨てるわけにはいかない。 だからと言ってアメリカの戦争
好きに機会を与えるような言動は北朝鮮にも謹んでもらいたいと思っているのだろう。
ように求め続けている。
それに対して中国は「制裁は決議に従って忠実に行われている」 としながらも 「この
北朝鮮とこの問題を解決すべきであって、中国に期待しすぎるのはやめてほしい」 と
コメントしている。
北朝鮮問題を考える時、中国抜では絶対考えられない。絶対的な存在なのだ。
守れない。 朝鮮戦争の時でも、最後の最後に中国軍に救われて今があるのだから。
万一、アメリカのトランプが強硬姿勢に転じるとしても、中国という後ろ盾がある以上は
いくらワンマンのトランプだって容易に戦争を仕掛けることが出来ない。
トランプを選出したほどの馬鹿な選挙民をかかえるアメリカが突如として「極地攻撃」と
称してミサイル攻撃も有り得るだろう。
このシリーズではなく、他のところで書いたとは思うが、北朝鮮が核開発とミサイル
開発に国民を犠牲にしてまでも積極的に進めているのは、「北朝鮮と言う国家を米国に
叫んでいるのだ。 世界では多くの国が北朝鮮を国家として認めている。認めていない
のはアメリカ、日本など少数の国だという事実をどう考えるかも問題だ。
とても難しい局面を迎えようとしているが、北朝鮮は日本を全く相手にしようとしない
だろう。 今後、どのような展開になるのか、ここ半年ほどが注目だが、トランプという
超個性的な大統領のもとでは、日本は置き去りにされるのではないだろうか。
トランプにとって、日本は遠いアジアの国であり、日米安保が尊守されるとは限らない。