トランプ政権の中にあって比較的信頼できると思われる
ティラーソン国務長官は先月来日時に「北への対応の20年間の
努力は失敗に終わった」と言い、交渉だけではなく、実力行使も
視野に入れているという意味の発言が注目を引いた。
するだろと推測されている。
ミサイル技術も向上していることから、大陸間ミサイルICBMの
能力がアメリカ大陸まで達する性能を獲得するかもしれないとも
考えられている。
それだけに、北朝鮮が、そのような能力を確実なものにする前に
叩いておこうとしているが、それがなかなか難しい。
「あの時にやっておけばよかった」と悔いの言葉を発しているようだ。
2002年の濃縮ウラン開発時にも、同じような構想が持ち上がったが
見送られている。
1994年には元大統領のカーター氏と金日成主席と会談して「北が
核開発を中止する代わりに日米韓で軽水炉を提供すること」を合意
したが、この合意は見事に裏切られている。
なんども計画されながら実現できないのは、韓国のソウルを一夜に
して壊滅する力が北朝鮮にあることだった。
核を使わなくても、距離的に近いソウルを破壊することは通常兵器で
十分なのだ。
そういう事情が絡む北朝鮮、そして韓国、日本、、厄介な関係でもある。
中国、ロシアが、機会あればと狙っているだけに、おいそれと手出しは
できない。藪蛇になっては困る。
朝鮮半島、日本列島が壊滅するほどの本格的戦争でしか解決がない
だろうと言われる・・・厄介な問題だ。
ヨーロッパにも厄介な問題があり、アラブにも厄介な問題が山積して
いる。
ほしいものだ。