中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

北朝鮮・深く考えよう(3)宗主国中国のあとを追っている

 今朝、北朝鮮はまたまたミサイルを打ったらしい。
そんなにたくさんミサイルを保持していることにも驚く。
火星12号のタイプだと伝えられているが、それなら中距離ミサイルと
言うことになる。
 長距離ミサイルとしてはこの前に打ち上げた火星14号もあるが、北には
まだ火星13号があると言われているがまだ打ち上げられていない。
 13号は核弾頭も積載できるタイプだと思っているので、実験と言うことでも
大騒ぎになるのだから打ち上げないでほしい。
 さて、北朝鮮のミサイル開発、核開発の足跡をたどってみると、かつての
中国のミサイル開発、核開発と全く同じ経緯をたどっていることに驚く。
北朝鮮だけではなく、韓国も含めた朝鮮半島宗主国は中国であった。
長い長い歴史の中で、中国が宗主国であり続けたのだった。朝鮮半島
文化的にも中国の影響を大きく受けながらの歴史でもあった。
 韓国時代物ドラマを観たことがある方なら気が付いているかもしれないが、
今の北朝鮮と何ら変わらないようにも思える。王様がいて両班(やんばん)が
威張っていて庶民はひれ伏している。日本の士農工商制度より厳しい差別
制度で両班の数が多く、民は両班の収奪に苦しみ続けてきたものだった。
北朝鮮は韓国時代物ドラマの近代版だと思えばわかり易いのではないだろうか。
 前回にイラクの例を書いたが、世界は同時進化しているわけではなく、民主化
というのも国によって進化の程度が違っている。 日本だって民主国家としては
未成熟である。日本の場合も真の民主国家になるまでにはあと50年を要する
のではないだろうか。
 このように、広い世界の様々な国家が、それぞれの歴史的文化を背負いながら
少しずつ姿を変えて行っているのが「世界の国々」である。
 建国後の歴史が浅いアメリカは、俺たちこそが世界のトップリーダーだと自認し
世界の警察官だとまで言いながら、秘密警察を使って世界をかき乱してきたと
いう「事実」がある。 今や、アメリカファーストと言うよりもトランプファーストにまで
なってしまっているアメリカと言う国家をどこまで信頼することが出来るだろうか。
 そのアメリカが、「北朝鮮征伐」をやって名を上げようとしている政策に、日本の
安倍政権が相乗りしようとして「北の脅威」を必要以上に叫んでいる。
安倍政権の方向は、北との融和ではなく、緊張yを高めて、できるなら北を叩いて
しまいたいのだろう。
 そこに、安倍政権の危なさを感じるし、アメリカ一辺倒の危なさを感じる。いつの
日か、アメリカは日本の存在さえも忘れて、あるいは無視して北、韓、中との交渉
を始めるに違いない。 その時、日本は蚊帳の外に置かれるだろう。
  (4)にミサイル核開発の歩みを書きましょう。