村上春樹さんのエッセイに、発音で困った話が2度出ていたように
思います。一度はハワイで、ある銘柄のビールを頼んだが通用しなかった
という話で、もう一つはN・Yのガソリンスタンド(N・Yには、
セルフタイプが禁じられている)で、満タンにしてくださいというのが
難しくて困ったという話だったと思います。
でも・・さ。 村上春樹さんはハーバード出身ですよ。外国で講演も
なさっているんですよ。
翻訳本もたくさん出されています。毎年「ノーベル文学賞」候補に挙がる
人なんですよ。
そういう人が、本当にそんなことがあったなんて、嘘のように思いますが、
漫才ではありませんが「嘘だよ」って言われたりして。
だから、村上春樹さんと比べようなんて考えてもいません。
足元にも及ばない・・っていうよりも、1%も及ばないという感じなの
ですから。
そう・・私にも苦い経験があるのです。
その小さな店に「塩」が見当たらず、ソルトはありますか?と聞いたの
だけど、通用しなかったので、力を入れてもう一度言ったら、もっと
通じなかった。そうなんです・・気が付きましたか? TOを強く
言ってはいけないんです。
これを配達してください・・と、お願いしようとして、デリバリー
プリーズというと、ダウンタウンでは通用するのに、郊外の植木屋さん
などで、同じ発音をしても、全く通用しないのです。VとかLが入って
いるスペルの発音は難しいですね。
カナダ1年、豪州14年在住していて、この2度の経験は今でも冷や汗が
出ます。