高齢者の運転事故問題への提言二つ
相次ぐ高齢者の運転事故について、閣僚会議も開かれて
いる。
しかし、どうも的を射ていないように思える。
来年度から導入予定の免許更新時での痴呆症対策などは
ほとんど役に立たないのではないか。
おそらく、更新者の10%ぐらいがチェックを受ける程度だろうと
思われる。
事故を少なくするために、最低限の2項目の提案をしておきたい。
テストと位置づけ、更新を阻止する。
一例をあげると、ポップコーンと言われるものを路上に置いて
それをS字状に運転する際に、すべてのポップコーンをなぎ倒して
いた人も更新が認められた・・と言う事実を見て、愕然とした。
そのような人に運転免許を与えておくことは危ないのではないか。
(2) それでも、運転免許証を手放さないのは、身分証明に使える
からである。
免許証を返納した時にもらえるカードは、身分証としては使えない
のが大きな問題点だ。
銀行などでも身分証明として使える「運転免許を所持していた者」
とか、なんとかその言葉には工夫がいるが、何よりも返納者に
与えられたカードが公官庁のネットワークで管理され、銀行などの
信頼を得るものでなくてはならない。
この運転免許証を取得していた者・・的なカードが発行されれば、
返納者は一挙に増えることは間違いない。
政府は、どうして返納しないのかという理由をしっかり把握すべきだろう。