中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

新「民泊」法は、よほど熟慮せねばと思う

 今年中に民泊法が改正される予定だと言われています。
 しかし、これは立法府が(安倍さんが「私は立法府の長であります」と国会で
 答弁していたが、安倍さんは立法府の長ではありません。こんな三権分立
 勘違いしているような人を少々にしている国でもあるのですが・・・・)作る法律
 なのですが、国会議員たちではなく、原案は各省庁の役人たちが作ります。
 役人というものは、エリートたちの集まりですが、エリートは賢い人たちとは
 限りません。
 そういうエリートが作り上げた原案(法案)を国会で審議して成立させる仕組み
 です。
 毎年日本に来る外国人は増えているが、2020年のオリンピックの年には約
 4000万人が来日するだろうと予測されている。
 そこで・・・ホテルがない、宿泊させる場所がないということから、民泊法を改正
 して、宿泊場所を増やそうということなのだ。
  現在は、約900万戸と言われる「空き家」が、オリンピックの年には1200万戸
 になるだろうという予測がある。
 来日した外人の中で不法滞在する人たちも多くなるだろう。そういう人たちに「空き家」
 が格安提供されるだろうし、闇民泊が横行する可能性もある。
 東京都だけで、2020年には90万戸ほどの空き家ができるという計算もある。
 いつの間にか、周囲には見知らぬ外人がいっぱいいた…ということになるかもしれない。
 民泊法改正の場合には、かなり厳しい歯止めがなくては、恐ろしい現実を見ることに
 つながるかもしれない。
 新民泊法を新たなビジネスチャンスにしようと手ぐすね引いている人には申し訳ないが、
 しっかりしてね・・と頼んでおきたい。