中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

安倍内閣崩壊の原点はこれ

 安倍内閣が、どうしてこうまで堕落してしまったのだろうか・・と、思いませんか。
自民一強という議員数の力のバランスの圧倒的な違いがその原因の一旦では
ありますが、それ以上に問題なのは「人事権」の拡大が一番の要員だと考えて
います。
 2014年に「国家公務員法」の改正が行われました。この改正 (改正というと
良いように改められると思いがちですが、改悪もあるのです) によって、官邸側が
各省庁の幹部職員の約600人の人事を掌握してしまう結果を招いてしまいました。
誰でもそうでしょうが・・特に省庁の幹部役員・・いわゆるエリート官僚たちにとって
最も恐ろしいのは「人事」でしょう。
官邸側は、この人事権の強化によって「認許可」や「補助金交付」などが思うように
操れる力を持ったのでした。
 国家公務員法改正の裏には、なにもかも思うように操れる力を持つ政府を作る
目的が隠されていたのです。
 矢継ぎ早に可決されてきた法律の中に、同じような目的で作られたものが多いでしょう。
もちろん「共謀罪」の場合にも言えることですが…。
 人の一生を左右できる「人事権」を(これが目に入らぬか!!)と、ちらつかせながら
脅すのでしょう。 そういう意味で、前川さん(前・文科省次官)は、一時は人事権に
怯えながらも・・よく踏ん張ったなと評価しています。