外科や小児科などの「専門医」を統一的な基準で認定する「専門医制度」の導入が
来年4月から予定されていることについて、日本医師会などは7日に会見を開き、
今のままでは医師の地域的な格差が広がるおそれがあるなどとして、延期するべき
だという見解を明らかにした。
専門医制度は、現在、それぞれの学会が独自に認定している専門医を、第三者機関の
「日本専門医機構」が統一した基準で認定や更新を行うもので来年4月から始まることに
なっている。
この制度を巡っては現在、厚生労働省の専門委員会で研修の在り方など運営について
この制度を巡っては現在、厚生労働省の専門委員会で研修の在り方など運営について
話し合っているが、まとまっておらず、日本医師会などが懸念を示したことで導入の
時期に影響する可能性もある。
一番問題なのは、日本では本当の専門医と言える医師はすくないということだ。
それぞれの学会が勝手に「専門医」を認定しているだけであって、専門医教育や
専門医としての国家試験もない。
欧米では、専門医教育が行われ、専門医としての国家試験もあるだけでなく、アメリカ
では、専門医の免許更新試験が州によって違うものの数年ごとに行われる。
日本で「専門医制度」を発足させるのであれば、もっと厳しい資格テストを行うべきでは
ないだろうか。
クリニックなどに掲げられている「専門医認定」に多くの患者が騙されているのが現状
だから。