中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

日本の医学教育は遅れている

 日本には約80の大学医学部がある。
 卒業して医師国家試験に合格すれば、とりあえず医師になれる。
 ところが、世界医学教育連盟から、2023年(あと8年)までに
 世界標準の医学教育をしなさいと勧告を受けている。
 日本人と言うものは「井戸の中の蛙」的人間が多いから、日本が
 最高と思っている、いや・・信じている人が意外と多い。
 なにが最高なのかも検証しないで、そう信じたいのだろうが、
 自分の国のことを意外と知らない。
 外国に長らく住んで初めて日本と言う国が見えてくる。
 どんなに外国旅行をしようが、それでは見えない。
 建築界もそうだったが、今はグローバルスタンダード仕様の
 教育課程をとっておかないと世界に通用しない時代になっている。
 あと8年で日本の医学教育がどう変化するか。
 なによりも教える側に優れた人材が足りない。
 すべての医科大学で実践できなくとも、せかいに恥ずかしくない
 医学教育ができる環境を整えてほしいものだ。
 この問題を私はJAニュース新聞などで15年も前から書いてきた
 ものだった。ついに勧告されるまでになってしまったことを恥ずかしく
 思う。
 日本の医療界には優れた人材が多い。素晴らしい医師も多い。
 だが反面、力量のない医師も多い。医師の更新制度や専門医制度
 がないために、頼りない医師も巷にあふれる結果となっている。。