中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

酒を飲める人がうらやましい(6)

 こんな世界もあったのかと、別世界?を経験したのは、約20年間
 ほどだったような感じがしている。
 ちょうど多忙な年齢(40歳から60歳)でもあったので、別世界に
 浸ることは一度もなかった。
 酒に飲まれたことは一度も経験していない。
 酔ってくると自然に杯が止まる。少しさめてくるとまた飲んでいると
 いう感じで何時間でも付き合えた。
 私は飲まなくても楽しい酒の場になる方なのだが、飲めばなおさら
 楽しくなる酒だ。
 一人で飲みに行くのは「シャネル」だった。東京の歌舞伎町には
 文化人が集まるバーが何軒かあるそうだが、「シャネル」は毎夜の
 ように文化人でにぎわった。
 田辺聖子さん夫妻は週に2度は来ていた。編集者、画家、彫刻家、
 作家など多彩な人たちが集まるから話題が豊富で面白い。
 酒が飲めるようになってよかったな~とつくづく思える場所だった。
 シャネルのママにはかわいがってもらった。
 私の店(元町)の近くだったので、少し早めに行ってママとポーカーを
 楽しんでいたものだった。
 シャネルは、神戸のバーの歴史に残る店だったと思っている。