今回も苦手なことをかこう。
なによりも賭け事に弱い。極めて弱い。
なにをやっても負ける。
豪州・パースには2000年のシドニーオリンピックまでは
南半球第一と言われる巨大カジノがあった。もちろん今もある
が、シドニーに新しく作られたカジノに規模では抜かれている。
家から車で20分でカジノへ行けた。今でいうなら家から三宮へ
行くほどの時間距離だ。
だから、あまりに暑い日などは「別荘へ行こう」とばかりに出かけた。
14年間通ったが、妻はそのうちの10年間ほどはプラスだった。
結構稼いでいた。ふたりともやるのはもっぱら一番安全なブラックジャック
だった。しかし、私はと言えば14年間で10年はマイナスだったとおもう。
ブラックジャックの場合は、あまり技術が要らないのでこの結果は多分
勝負運だと思っている。
しかし、マージャンになると俄然妻の方が圧倒的な強みを見せる。
60歳前にやっと思えた私のマージャンは下手を絵に描いたようなものだ。
勝負ごとに強い人は記憶力が良い。その日の「譜」を覚えてる。
将棋でも囲碁でも「譜」を覚えなない人は上達できない。
それでも私は将棋の3段を持っている。アマチュアといえども3段を取得
するにはかなりの「実力」がいる。そのためには「譜」にも強くないといけない。
だが、私はほとんど「譜」を覚えられないのだが、「勘」が良いので3段を
とれた。序盤戦は「譜をしっかり覚えている人が強い」だから、私の場合は
序盤戦で負けてしまうのだが、序盤を何とかしのいで中盤以降まで持ちこたえると
私の「勘」がさえるというわけだ。やっとのことで3段を取得したが、それ以上は
伸びられない。記憶力の良い人には勝てないのだ。