中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

将棋の教え方・導き方と才能・・に思う

 実はいま、「将棋 序盤の指し方 入門」という本を
 読んでいる。
 私は将棋連盟から三段の免許を受けている。
 三段とは、アマチュア三段と言えども結構すごいもの
 なのです。
 もちろん誤解のない様に説明しておけば、プロの三段
 の実力からみると、アマチュアの三段は3級程度だと
 思うほどの実力差があるものです。
  四段になり、プロ棋士デビューの史上最年少として
 登場してきた藤井聡太君は14歳2か月なのだ。
 過去には加藤一二三九段が14歳7ケ月でプロデビューして
 最近まで54年間、その記録を持っていた。
 その加藤九段と順位戦で戦って勝ったのだから、これも
 大きな話題となった。
 現在の将棋界で最も強いと言われる羽生さんもプロデビュー
 したのは15歳だった。
 「奨励会」に入れる人はごく少ない。これは囲碁の世界も
 同じなのだ。
 奨励会では、プロを目指す三段の棋士がしのぎを削っている。
 そこは地獄とも言われる苛烈な競争がある。
 藤井君は中2で奨励会入りした。
 三段と四段とでは、天と地ほどの差がある世界だそうだ。
 それを藤井君はすんなりと1年でクリアしてしまった。
 奨励会には年齢制限があり、26歳までに昇段できない場合
 には退会となってしまう。
 藤井君のことを書けばきりがないので、この辺りでやめるが、
 私は、彼のこれまでの過ごしてきた将棋との向かい方に関心
 があり、感心もしている
 そこで、20年ほど指していない(外国では相手がいないから
 指せなかったし、帰国してからもその機会がなかった)将棋と
 いうものを、もう一度一から見直してみようと思ったのだった。
 そこで、最初に書いた「本」を読んで驚いた。
 こんな本に3,40年前に出会っていたら、もっと楽しく将棋
 を指せたのに・・・って。
 羽生さんの指導の仕方が上手なのだ。
 どんなものでもそうだろうが・・・指導者のセンスが大切だと
 感じている。
 もちろん、これは藤井君とは関係ない話だった。彼は、彼独特
 の学び方で最強者になっていく人のようだから。