中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

年金運用・大損失とヘッジファウンド

 昨日年金運用のける大損失について書いたところ『コメント』をいただきました。
 アメリカなどのヘッジファウンドなどの場合、巨大な利益を上げているのに、
 どうして日本は株の素人でもある役人に巨大資金を任せちゃうのでしょう・・と
 いう趣旨でした。
 そうなんですよね。
 ヘッジファウンドでは、投資家から預かった金を運用して、投資家を儲けさせて
 います。
 しかし、ヘッジファウンドも大失敗することもあるのでしょね。
 1998年に歴史的なヘッジファンドが破綻し多ことは忘れません。
 ブラックショールズ方程式を完成させ、ノーベル経済学賞さえも受賞した
 著名な経済学者が作り上げたヘッジファンドで、ドリームチームとまで呼ば
 れたLTCMです。
 LTCMには世界中の投資家や銀行・証券会社、はては国家までもが期待を
 寄せ、最終的には1300億ドル(約10兆円)もの資金を運用するようになります。
 しかし、1997年・1998年に相次いで起こったアジア通貨危機とロシア財政危機の
 影響を受け、高いレバレッジをかけていたLTCMはついに破綻してしまいます。
 このことを当時JA・NEWS新聞に詳しく書いたものでした。
 その後にヘッジファウンドにも一定の歯止めがかけられることになりましたが、
 私が思うには、「はやり、株は株」だということなのです。
 リーマンショックの原因を考えればわかるように、不良債権まで「ごった煮商品」を
 売るなんて、商法として間違ってもいるけれど、投資家は、それにも騙されて
 いたということですよね。
  そんなことより、私はシャープのことが気になります。前身の「早川電気」に縁が
 あって 入社していたかもしれないだけに、どうしてこうなっちゃの?と思ってしま
 います。
 亀山工場だけで勝負していたら儲かっていただろうに、投資のタイミングを誤った
 経営陣の責任ですよね。違うのかな?