中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

阪神タイガース監督・コーチの交代について

 和田監督が退任するらしい。そこで考えていることがある。
 9月15日現在までは首位に1ゲーム差であり、優勝を狙える
 位置にいた。
 この時点で、阪神、ヤクルト、巨人の3チームの優勝争いを
 予測して、3チームの残り試合すべてを一覧表にした勝敗表を
 作成して、今後を楽しみにしていたものだった。
 ところが、それから阪神は4勝8敗、ヤクルトは9勝3敗、巨人は
 6勝5敗となって、阪神は4位の広島に1,5ゲーム差に迫られ、
 3位さえ危なくなってきた。
 特に和田采配に大きな間違いがあったとは思えないが、問題は
 9月21日のヤクルト戦だった。この日の藤浪はピリッとはしてい
 なかったし投球数も多かったという背景がある。
 しかし、今一番頼れる藤浪はまだ無失点だったにもかかわらず、
 チャンスに代打を送ったことから流れがおかしくなって、次の福原は
 3分の1回で3失点と一気に負け戦になってしまった。
 和田監督が差配するのかピッチィングコーチが主導権をにぎって
 いるのかわからないが、あそこで藤浪を引っ込めたことで、その試合
 だけではなく、その後のタイガースは連敗を重ね一気に奈落に落ちて
 行ったという感じである。
 優しさで藤浪を温存しようとしたのか、監督に度胸がなかったのか
 ピッチングコーチの助言なのか知らない。
 いずれにしても、今季を通して大きな間違いはなかったが、ここという時
 に、選手を信用していないのではと感じる局面が多かった。
 それは、うるさい阪神フアンを気遣ってのものか、どうかも分らない。
 ヤクルトの様に若い選手が延びてこなかった。若い選手を信頼して
 使い続ける度量がなかったようだ。
 来年は、福原も安藤も歳を重ねる。中継ぎ陣が弱くなる。
 監督の入れ替えも大事かもしれないが、私はコーチ陣の整備こそ
 大切だと思っている。
 ソフトバンク佐藤義則コーチを見ていると、コーチの大切さがよく理解できる。
 彼がピッチングコーチをとして赴いたチームの投手力は、ことごとく育っている。
 選手もそうだが、コーチ陣に素晴らしい人材を集めることができるかどうかが
 大切な問題なのだ。選手の特徴と欠点を一目で見分け、良いところを伸ばす
 コーチ力のある人材こそ、今のタイガースにとっては必要なのだ。
 今のターガースにあって、必要なのは策戦兼内野守備、走塁コーチの
 高代延博さんぐらいのものではないか。ピッチングコーチ、打撃コーチの
 人材探しこそ、監督探し以上の難題でもある。