可愛い孫娘が中央アジアを旅行中なのだが、「いま、ネパールから」と
電話がかかってきた。
以前にもネパールへ行ったことがあり、帰国してからいっぱい面白い
話を聞かせてもらったことがある。
その中でも一番おもしろかったのは、「クリーニング店を教えてほしい」
と尋ねて、その場所へ行くと、川の中の岩場で、住民が洗濯している場所
だった・・・というもの。
孫娘には、岩場に衣類を叩いている姿が、何をしているのかしばら
理解できなかったようだ。衣類を洗う時は、洗濯板でこするよりも叩く方が
合理的なのだよと、繊維というものの説明を詳しく話して聞かせたものだ。
今回の旅行では、ブータンにも行く予定だと聞いている。
「今日は服を作ってもらったの」と言うから、いくらで?と聞くと、
千円だという。食べ物はカレーが美味しいので毎日食べていると。
とにかく桁外れに物価が安く、住民が親切で毎日が楽しいらしい。
英語を習っているというから、だれに?と問うと、アメリカ人なのだが
ブリティッシュ・イングリッシュなのだそうだ。イギリスと縁が深い国だから
そうかもしれないとおもう。
以前にイタリア、フランスなどを旅行して失望したらしいのだが、
私に言わせると、なんでネパールやねん・・と言う感じがする。
モデル業を辞めてでも行きたい国なの??と思うが、本人は大満足だそうだ。
「おじいちゃんも、ここに来たら病気も全部治るで~~」と、本気でいう。
今は、飛行機に乗れない身なのだよな・・。でも、そういうところに行くと
生まれ変われるのかも・・なんちゃって。
そういうと、宮本輝さんの著書の「ひとたびはポプラに臥す」(1)~(6)
の中にネパールが書かれていて、引きずり込まれるように読んだことがある。