ご馳走になった話です。
今日は美術展の二日目。
多くの来場者があり、いろんな方たちとお話しする機会があった。
こんな暖かい感じの美術展は初めてとか、
こんな心のこもった美術展を観るのは初めてとか、
作者の心が伝わってくる美術展は凄いですね、とか。
感激しました!!と、涙ぐむ人などなど・・。
いろんな嬉しいご批評をいただいた。
さて、今日は別の話。
40年来の友人がいる。
同級生とかではなく、同じ会社で勤務とかでもなく40年の付き合い
がある友人と言うのはざらにいるものではない。
彼が25歳私が39歳からだから厳密に言えば41年になる。
その柿本ご夫妻から夕食に招かれた。美術展会場に近い場所だった。
彼らも始めていくところのようで、何度も電話で確かめながら歩いて
行っても、どこに店があるのかわからない。
道を間違えたかな、もう引き返そうかなと言うタイミングで、細い細い
路地の入口に「鯉川」というとても小さな表示があり、奥にその店があった。
古い民家を改造したものらしいその雰囲気は「懐かしさ」を感じる
ものだった。四畳半の部屋の前には坪庭もある。
約2時間、食べきれないほどの量の美味しい料理を楽しんだが、
なによりも、お互いに山あり谷ありの人生を歩んできた姿を知って
いる者同士、話は絶えない。彼を支えてきた奥様もすごいなといつも思っている。
人生は一度だが、あちらもこちらも、たくさんの人生を生きてきた者同士。
人生って楽しいよねと言えるもの同士。お互いに頑張ったよねといえるもの同士。
「一生の想い出」の一ページに加えたい今宵だった。