大好きなのに苦手と言うのは誰にでもありますよね。
絵を見るのが大好きなのです。
美術館にもよく通いました。もちろん世界の著名な美術館にも
足を運んでいます。
でした。
抽象画はやや苦手ですが、それ以外はみんな好きだと思います。
だのに、自分では描けない・・と思っているんです。
小学校の先生の責任だと、勝手に思っています。
40歳過ぎに油絵をやってみようと用具をそろえました。
手始めに、若いころからよく通っていた大阪市立美術館に所蔵されて
いる佐伯 祐三(さえき ゆうぞう)さんの画集を買ってきて模写をはじめ
ました。10枚ぐらい書いたでしょうか。
その中に「壁」と言う作品があります。我ながらに上手に模写できたと
思っています。難しい色を上手に出せたことに満足しています。
まったく才能がないわけでもなかったのだと思ったものです。
調子に乗って、わつぃが創立した高校にも掲げてありました。
美術の教師に尋ねると、お世辞でしょうが「お上手ですね」と褒められ
たのです。カナダ、豪州に移住する際に、この絵を娘に預けたのですが、
3年後の大震災の際にぐちゃぐちゃになってしまったみたいです。
北区の鈴蘭台駅近くのお寿司屋さんにも私の絵が掛けられていたので
3年前に「もしかして再会できるかも」と期待しましたが、店はなくなって
いました。こうして、今も何度も描こうと思いながら、やはりセンスがない
ことを自認しています。
でも、美術が好きなので、日本がん楽会美術展を開催しようと思ったの
でした。毎回200点を超える作品が集まる総合大美術展を7回も開催
できたことは嬉しいことでした。
美術展にご協力くださった方がたにここで改めてお礼を申しあげます。
本当なら3月に第8回美術展開催だっただけに残念です。