中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

人は優しいか

 学校教育などでも「友人への優しさ」を教える。
 文科省では道徳教育を強化するようである。
  優しさを教えるとやさしくなるのだろうか?
 教えないと優しい人にはならないのだろうか。
 やさしさっていったいどういうことなのだろうか?
 やさしさは人に対してだけではなく、動物や植物などに
 対しても同じだと思う。
 やさしさ・・を、考えてみると、相手の身になって考える
 ことができるかどうか・・・ということになるのではないだろうか。
 ところが、相手も身になってみるとは言っても、想像だけでは
 相手の身になってみられない。
 そうなのだ、自分自身が痛みを知っている場合にのみ
 相手の痛みもわかる。
 自分が苦しんだ経験があるからこそ相手の苦しさがわかる。
 だから・・そう簡単には「相手の身になって考える」ことはできない。
 自分が杖をついてみて、杖をついて歩いている人の辛さがわかる。
 やさしい人になるためには、自らが辛い経験をたくさん積まねば
 ならない。
 だからこそ、優しい人を育てるのは難しい。
 学校の先生たちは、生徒にどのようにして教育するのだろうかと
 考えてしまう。