このブログに時折コメントが届く。
しかしコメントまで目を通しておられる方は少ないと思われるので
今日のコメントをご紹介したい。
書き手は、私もよく知っている方だが、コメント投稿なので名前は
伏しておく。このコメントに書かれているように、人の「死に時」はとても
難しい。何度も書いたセリフだが「去年の秋の患いに、いっそ死んでしもう
たら、こんな嘆きもあるまいに~~デンデンデンデンデンデン・・・」という
浄瑠璃の語りのような嘆き節は世間には多い。
自分の死に時を選ぶことができないということも、人生を一層難しく
させている。私は今日一日を精いっぱい生きることにしているが、どんな
死に方をさせてもらえるのかは,神様、仏様でもご存じないかもしれない。
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92歳の瀬戸内寂聴さんが腰部圧迫骨接し、7ヶ月の入院中胆のうがんが見つかり全摘した。腰の痛みに耐えられず病院を転院しセメント療法の手術もした。数え切れない程多くの人の人生相談をしてきた偉い人が、あんなに死ぬほどの傷みを経験し、その人達の本当の痛みを神様仏様が、私に教えてくれたのだろうと、正直な事を書いていた。死生観が変わる程の痛さであったらしい。誰もあれだけの人に忠告、批判をする人もいなかったのだろう。人生は死ぬまで修行であり、完璧な人などいないことを教えて頂いた。
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