中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

さすが、(株)澤田義肢製作所社員。

 私の圧迫骨折用のコルセットについてこれまで何度か書いてきたが、
 製作会社の名誉のためにも会社名を明かしていなかった。
 本日、コルセットを作ってくださった会社の社員が来てくださった
 この結末を書いておこうと思う。
 会社名は、株式 会社澤村義肢製作所という。 義肢・装具・靴の製造販売 車いす
 福祉関連製品では著名な会社である。この会社のことは以前から知っていたし、
 福祉に力を入れていることも知っていた。
 それだけに、今回の私のコルセットに関しては、どうして?という不満があり、なんとしても
 「事実」を知ってほしいという思いがあってブログにも書いてきた。
 今日来られたのは、私の「型取り」をしてくださった方であり、この会社ではベテランの
 社員だった。
 来られる前に電話でお話しした時点で、わたしは「私が勝手に改良したことが間違って
 いたり、私の主張する内容理由に間違っているのなら、あなたに素直に謝りますから、ぜ
 わが家まで来て事実をみてください」 とお願いしてきていただいたのだった。
 私は、まず勝手に改良したコルセットを見せ、どうして改良しなければ耐えられなかった
 かについて要点をお話しさせていただいた。
 そして、このコルセットを製作するにあたって、せっかくの「型取り」したのに活かせてない
 いう弱点も指摘させていただいた。だからオーダー製品ではなく,半オーダー的になっ
 いるという指摘もきちんと説明させていただいた。
 その上で、私のしたこと、私の主張、理論に間違いがあるでしょうか?とお尋ねしたところ、
 66歳になるという彼は「何一つ異論はありません。おっしゃる通りです。私たちが初心を
 忘れていたのを気づかせていただきました。昔から社長に何度も聞かされていた話を聞いて
 いるような感じです。今後に役立てます」と仰った。
 私は、私たちのグループが38年も前から取り組んでいた身障者ファッションの話をし、
 その結果が「からだの不自由な人たちの衣服」 という本になっているのをお見せした。
 (この本は神戸市立心身障害者福祉センター編集・発行、協力者は私たちKFSメンバーの
 8名が記されている。
 彼をそれを開いて、読んで 「まだ介護という言葉も普遍的ではなかった38年も前に
 介護や、身障者のためのことを考えていた人が、今私の目の前にいることが光栄です
 と言ってくださった。
 弱者の側に立って考える習慣が私にはある。だから、患者のQOLを無視するような
 医療器具は許されない。でも…さすが・・澤田義肢製作所の社員だけあって、初心を
 思い起こしてくださったのは幸いだった。澤田社長は素晴らしい人だ。だから社員に
 しっかり心構えを教えているだろうと私は信じていた。
 先ほどの本「「からだの不自由な人たちの衣服」が作られたころ、澤田社長もかかわって
 いたひとりのはずであるからだ。