自分の最期の時のためにいろんな配慮をしている今日この頃。
誰もに「終わりの日」は必ず来るはずだのに、自分には関係ない
と、思っている人が多いのか少ないのか。
これほど長生きできるとは思ってもいなかったが、かといって明日
死ぬと分れば悲しいものだと思うのが人間の弱さだろうとも思う。
妻とは、私が死んだときの心構えなどをいつも話し合っているが、
さりとて、いざその時がきたら、慌てたり自失して何もできないかも
分らない。
メニエル病をもつ妻にはプレッシャーが一番よくない。いったん症状が
現れるとつらい思いをさせるので、なるべくそういう思いをさせたくない。
私が生きているうちにすべてを準備しておいて、いざという時は電
一本で何もかもが住んでしまうようにしておきたいと、エンディング協会
の方に家まで来ていただいて、話を聞いた。
自分の葬儀の話をしているので、何となくさわやかではないが、希望を
伝える。
オーストラリア在住の時、何度も葬儀に参加した。私たちの葬儀もかくありたい
と思うが、日本ではなかなか思うような葬儀にはならないだろう。
担当者は「できますよ」というが、聞いただけで、経験したこともない担当者
には私の望むような葬儀を期待するほうが間違っているかもしれない。
それにしても・・いちばん簡単な葬儀でさえ80万円も必要とは、日本は高いね。