リオ・パラリンピックが始まる。
またまた感動的な場面を何度も観ることだろう。
しかし、パラリンピックを見る場合に、ちょっとだけ
見方を変えてほしいと思う。
身体障害者の競技なので、可哀そうとか気の毒とか
考える人もいる。
私は20歳のころにとても重い障害者と友達になった。
その時の経験から、身障者たちは、自分のことを身障者だと
考えていないで、健常者と同じだと考えているのだと
気づいた。
いろんな事情があって身障者になった彼ら彼女たちは、
それを乗り越え、体を鍛えてオリンピック出場を果たしている。
器具を上手に利用して、より早く、遠くなどの「技術」を習得
している。
団体競技では、弱い場所を狙う・・という競技の常識的な
作戦も同じなのだ。
身障を「乗り越えた」ことの素晴らしさ。
「身障者器具」を使いこなす技術の凄さ。
「闘志あふれる」心身能力の強さ。
パラリンピックで、それらを存分に味わいたい。