中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

前立腺がん・抗がん剤で死亡

前立腺がんの抗がん剤「ジェブタナ」(一般名カバジタキセル)を
投与後に、患者5人が死亡していたことが報道されている。
この抗がん剤は認可されて半年と言うことである。
もちろん抗がん剤が患者を直接死亡させたと言うことではなく
副作用が死亡原因に繋がっているということなのである。
この抗がん剤の場合も、あらかじめ副作用にそのような結果も
記されているので、医療過誤になどはならない。
抗がん剤というのは、そのすべてが「毒薬」なのだから、副作用が
起こることを医師も患者も承知の上と言うことになっている。
 前立腺がんの場合は、ホルモン療法を受ける患者が多い。
手術後の再発や、放射線治療後のPSA再発、がん告知時の病期が
「2」程度の患者、高年齢の患者など、あらゆる局面でホルモン療法
が用いられる。
ホルモン剤というけれど、リュープリンやゾラデックスなどは「抗がん剤
なのである。これらは乳がん患者にも用いられる。
そして、私の場合がそうであったように、これらのホルモン剤には血栓
作るという重大な副作用がある。
血栓は、脳梗塞心筋梗塞肺塞栓症心不全と言ったような恐ろしい
病を起こし、起こった時には、ほとんどが死亡しているかもしれない病気
でもある。長い期間に亘って使わた結果としての副作用なので、副作用の
集積もあまり行われてはいないだろうと思う。
どの抗がん剤も覚悟をもって受けるべきだというが、患者にとってはそう
簡単な問題ではない。
受けるべきか、受けざるべきか・・その選択は容易ではないのだ。
抗がん剤による死亡を覚悟して受ける患者はあまりいないのではないだろうか。