このブログを以前から愛読してくださっている方なら、
ご納得くださると思うが、安倍政権が誕生した直後に
アベノミクスで景気が良くなることはない、株価などが
上がったり、多少景気が上向くのは安倍政権のお蔭ではなく、
アメリカの景気刺激に負うところが大きいのではないかと
書いた。
その後、書くかが上がったり、景気上昇などが伝えられて
いかにもアベノミクス効果が出てきたように書いているマスコミも
多かったので、すっかり信じ込んでいた人も多かったに違いない。
しかし、ご存じのようにGDPは大方の予想を大きく下回った。
なによりも、一国の首相が諸外国訪問中に衆院解散が決まるなどと
いうことは、GDPの数字が良くないことを首相が事前に知って
いたということだろう。
問題は、安倍に代わる人材がいるかどうかだが、政界を見渡しても
頼りになる人材がいない。
消費税増税がいったん延期したことは、高齢者にとってはありがたい。
今度、増税する際には、ぜひともグラデーションをかけてもらいたい。
収入の少ない人々が、最低の生活を守るためにも、グラデーションは
必要だと思うからだ。