中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

肺塞栓症(18)パルスオキシメーター

 病院やクリニックなどで、洗濯挟みのようなものを指にはめられた
 経験があるかもしれない。
 あれを「パルスオキシメーター」という。オキシメーターは血中酸素
 と脈拍数を検出してデジタル表示する。
 私は、患者の側からここ機器の活用法を考えてみたい。
 特に、退院後の体調チェックには欠かせないからだ。
 ◆運動量を決める目安
 さまざまは肺機能障害のある病気があるが、肺塞栓症も肺機能が落ちて
 しまっている。ガス交換がうまくできないために必要な酸素量が足りなく
 なってしまう。
 私の場合は、入院当初は3リットル程度だったが、今ではベッド上では1.5リットル
 の酸素量補給になっている。院内散歩をする際には1,5リットルにしている。
 院内散歩と言っても2周して500歩程度だから日常的活動の目安にも届かない。
 それでも、歩幅を大きくして少し負荷をかけると、1周して部屋に戻るとオキシメーターが
 89ぐらいまで下がっている。
 ゆっくり深呼吸をリハビリの先生に指導していただくと、あら不思議僅か10回の
 深呼吸で95~96に数字は上がる。
 ゆっくり歩いて1周するとメーターの数字は93辺りなので、休まないで2周目に入れる。
 どれぐらいの運動量で酸素飽和度がどれぐらいになるのかをよく知って
 おくことが大切だと思うので、単なるリハビリだと思わないで、退院後のことまで
 考えて行動している。
 さて、パルスオキシメーターの購入を考えたときに、どのメーカーを選ぶかである。
 約9000円程度から3万円を超えるものまで多々ある。高いものほど良いのかも
 しれないが、無駄な出費は慎まなければならず、選択に頭を悩ます。
 ◆ 看護師さんたちは、日に何度も血圧、脈拍、体温、オキシメーターで測りに来る。
 なにも聞かなくても、それぞれの数字を教えてくださる看護師もいれば、いちいち
 聞かないといわない看護師さんもいる。
 多くの看護師さんは、多分それらの計測を「任務」と思ってやっているのではないかと
 思う。よほど体温が高いか、血圧が高い場合ときには患者に体調について質問を
 するかもしれないが…。
 でも、普段は血圧が安定していて、体温も安定している私の場合などは、脈拍数と
 血中酸素の値の方が気になる数値なのだ。
 患者が、自己管理に計測された数値を参考にしていると知って、看護師は面倒でも
 患者にそれぞれの数値を知らせるべきだと考えている。