80歳を超え、たくさんの厳しい病状も持っている。
80年も生きればもういいんじゃないの…と、若い人は
思うかもしれない。この場合の若い人とは75歳以下のことを
いう。なぜならば、75歳を越えなければ80歳の人のことを
推し量ることができないと思えるからだ。
医師の多くは、特にがんの専門医たちは70歳を超えても
治療しようとする患者の気持ちがわからないらしい。
人は自分のためだけに生きているのではないのだが、そういうことに
思いをはせる医師は少ないものだ。
昨日、見知らぬ方から「がん相談」電話がかかってきた。
長い時間話し合い助言した。彼女は最後にこう言ってくださった。
「きょう電話してよかった。これまで誰にも相談できなかった内容を
腹を割って話すことができてすっかり気分が楽になりました」と。
私も少しは役に立ったのだな・・・と思えた一瞬だった。
年間200人以上の方から同じような感謝の言葉をいただいている。
今日は、日本がん楽会の「がんサロン」の日だった。
約1時間みんなで歌を歌った後、1時間半も話し合った。
教えられることの多い時間をみんなで共有している素晴らしいひと時なのだ。
そして皆さんから傘寿のプレゼントをいただいた。帰宅して開いてみたら
素晴らしいマフラーだった。このマフラーで風邪を予防しよう。皆さん有難う!!
何とか、今の厳しい呼吸困難を克服して、多くの方のお役に立てられる
日を取り戻そうと願っています。