中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

病院と言うところは・・・

 日々を元気で過ごせるということは、それだけでとても幸せなこと
である。でも元気なうちはそのことにも気が付かないものだ。、
 保険料を払っているのに病院に行ったこともない・・・と言う人は
どれだけ幸せなことか。うらやましい。
 そんな人でも、高齢になると、がたがたになり、ぼろぼろになってくる。
70歳を超えるとあちこちに故障が現れてくる。
75歳を過ぎると厳しい症状があらわれてくて、80歳近くになると
日々急な坂を転げ落ちるように体調が悪化する。
昔から人生の落日とかと言われるが、本当に夕日が沈む感じを
実感している今日この頃だ。
 でも、こうしてブログを書いているのだから、我ながらあっぱれだと
思っている。
 さて、6月に白内障の手術のための検査に行って風邪をひき、
喘息が悪化して肺炎となり、手術を取りやめたことを書いたように
思う。昨年も1昨年も同じことを繰り返した。どうして検査に5時間も
かかるのかと腹立たしい。(中程度の病院で大病院ではない)
 その後、右目の白内障症状が進んで、このままではとても運転も
PCもできなくなると思い、せめて右目だけでもとお願いして8月6日に
手術を受けることを決めた。
 そして今日が「術前説明」を受ける日だった。
予約は午後2時、医師の説明(手術担当医と別の医師)は10分
足らず。看護師の説明が15分ほど。しかし実際は、1時半に受付を
行い、終わったのが3時10分だった。
 医師の説明は「これほど下手な説明があるだろうか」と思われる内容だった。
看護師の説明は、くどくどと同じことを繰り返す有様。
 今回手術をしてくださる先生は著名な方なので安心しているが、今日の
説明をしてくださった医師ならば手術を断っていただろうと思う。
 ところで、病院にお世話になっている患者の多くが経験していることだが、
病院と言うところは患者の体調などにはまったく無関心なのである。
かなり病期が進んだがん患者に平気で検査を繰り返すことも稀ではない。
検査を受けにい句だえでもどれだけ大変なのかと言うことなど、まったく
考えていないように思う。
そんなことを考えていたら何もできないと医師は言い訳するだろうが、病院まで
1時間以上もかけて通っている患者が多いものだ。もう後がないという患者に
対して検査を強要する医師の気持ちがわからない。
 多くのがん患者に接していて、相談を受けていて、いつも感じることなのだ。
 もちろん、日本のように、「風邪をひいても大病院に行」風潮を改めなければ
大病院の本当の価値が発揮できないという事情もある。
 患者たちは、大病院のありようについて、もっと知るべきだし、多くの国民に
拠点病院のありようを国は説明すべきだとも思う。