中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

公明党よ・お前もか

 あなたは政治家を信じますか(その2)
 
 今日、集団的自衛権閣議決定が行われた。
 最後の砦になるかと思われた公明党もこの決定に参加した
 ことの罪は重い。
 憲法改正を行わないで、憲法の解釈を閣議で勝手気ままに
 変えていくというのはどれだけ恐ろしい結果を将来に残すかのか
 ということさえ理解できていないのは残念だ。
 
 わかりやすく書いておこう。
 特定秘密法案とこの集団的自衛権問題は大きな狙いのもとに
 ある。
 2003年にブッシュ大統領が「大量破壊兵器イラクに存在する」
 という名目で、イラクに戦争を吹っかけた。
 このことは、稿を改めて後日書くが、この時に小泉内閣
 イラク特措法を成立させてアメリカ軍を支援したものだった。
 当時は、「非戦闘地域で、人道的支援を行うため」と説明されていた。
 しかし、後になって明らかになったのは、米軍兵士輸送に大きく
 加担していたという事実である。直接に米軍の支援活動を行って
 来たということであり、憲法違反だったわけである。
 2008年4月の名古屋高裁憲法違反として判決が下されている。
 ◆ 今後は、このような事実を国民に目には触れさせないようにと
 いう狙いから「特定秘密保護法」が生まれたのである。
 軍が何をやっても、憲法違反だろうが、なんだろうが、それらを国民には
 知られたくない、内部告発するものには厳罰に処するという法律なの
 である。
 ◆ 憲法は多少はなし崩しにはなってきたけれど、戦後60年以上も
 歴代内閣によって守られてきたものだ。
 それを、安倍内閣憲法改正の手続きを踏まないで「解釈の変更」で
 大きくこの国を変えようとしている。
 将来に禍根を残すことは間違いない。