中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

これが目に入らぬか!「大統領権限」を考える 1

  アメリカの大統領の権限は巨大であり、恐ろしい。
  その気になれば、ほとんどのことがやれる。
  基本的な役割は、アメリカという国の「行政権」を
 担うことなのです。
 それは、アメリカ合衆国憲法に「行政権は大統領に
 帰属する」と明記されていることで分かります。
 日本の場合と比べてみましょう。
 首相、内閣総理大臣の場合は、日本国憲法で「行政権は、
 内閣に属する(第65条)」と書かれています。
 日本の場合は、内閣というチーム全体に行政権がまかされて
 いるわけで、首相と言えども勝手に決めることはできません。
 アメリカの大統領には、行政権のすべてが委ねられている
 のですから、「やろうと思えば、ほとんどやれる」という
 ことになります。
 日本だと、閣議で反対が多ければ決められませんが、アメリカの
 場合は、閣議で賛成する人が一人しかいない場合でも、大統領が
 決めればそれで終わりです。
 そんな強大な力を与えてしまったトランプという人は、大丈夫
 なのだろうか・・と言うことが、一番の心配です。
 なにしろ、核弾頭発射のボタンまで常時持っている人なのです

 から。
 水戸黄門さまの
「この紋所が、眼に入らぬか!」なんてものでは

 ないのです。