中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「余命一年と言われて」という広告が腹立たしい

 インターネットを開くと「余命一年と言われて」という宣伝文句の
広告が勝手に入ってくる。
 インターネットは、その人が検索したりとか、ブログで書いたりした
内容に関連のある広告が入るように仕組まれているようだ。
最近その傾向が強くなった。
 私の場合、がん患者との付き合いが多く、ブログにも「がん」のことを
よく書いている。
 だが「余命一年と言われて」という広告は、なんと腹立たしい広告か。
「藁(わら)をもすがる」人たちから金を巻き上げる魂胆が丸見えである。
診断間違いでなければ余命一年という状態では、何もしない方が残された
余命を静かに送れる。
積極的治療を受けた人の方が、最期の時に苦しむ人が多いものだ。
 QOL(生活の質)を生き方の根本に据えておかないと、このような金儲け
主義の医療に誘い込まれることになる。
 金が余って余って仕方ない様な人ならば、本人が良ければ何でも勝手に
しなさいと言えるが、そうではない人が、余命一年と言われて、わらにすがる
つもりで何百万円も捨てるようなことのないようにしてほしいと願っている。