中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

STAP細胞は、昔なら犯罪者扱いかも

 STAP細胞は、やはり世界中を驚かせた。
その道の専門家ほど衝撃が大きかったのではないかと思う。
コペルニクスガリレオなどの地動説が大変な迫害にあったように
昔なら、さぞかし犯罪者として処刑されたに違いない。
 あの世界的権威の専門雑誌ネイチャーが学問を冒涜していると
思ったほどなのだから、犯罪的な論文だと思ったのだろう。
 でも、IPS細胞もSTAP細胞も、今後の使いようでは犯罪的に
ならないとは限らない。
 人間とは、間違いを犯す動物である。
 ノーベルはダイナマイトを発明したが、それは戦争で人を殺す
道具として使われることになった。
 ウラン研究から生まれた原子爆弾、そして原子力発電所も人間に
とっては危険なものになった。
 科学は進歩する。しかし科学が進歩するほどに文明は衰えていく。
科学と文明の融合が図られないと、人間社会は恐ろしい方向に
向かうのではないかと案じる。
人間に貢献する方向でSTAP細胞が使われることを願うが、悪の方向で
使われないように祈っている。それほどすごいことなのだから、敢えて
危惧を書いておきたい。