「電話がん相談」をしている私の周辺にはすい臓がん患者がたくさんいます。
それだけに、このニューズは驚きとともに、朗報でもあります。
15歳少年が、すい臓がん早期発見法を発見
2013年11月10日のユース
すい臓がんはほかの臓器に比べ、がんの発見が困難なことで知られる。
5年生存率が20%以下ともいわれ、健康診断や人間ドックなどにより
膵臓がんを早期発見することは極めてまれだといわれる。
安価、効果的、かつ侵襲性の低い方法を、なんと16歳の誕生日を迎える前に作り出し、世界中の話題になっている。
すい臓ガンになると検出される8000種類のタンパク質の中で、初期の段階から大幅に増え、且つ、がんである時だけ変化するもので「メソテリン」というタンパク質にたどり着いた。生物学の授業中に、カーボンナノチューブと抗体を組み合わせることを思いついた。ナノチューブの網の中にたんぱく質にだけ反応する抗体を織り込み、抗体とメソテリンを反応させ、メソテリンの濃度によってナノチューブの電気的特性が変化することを利用できないだろうかと考えた。
彼はその研究結果を200人の教授に手紙を送ったが、そのうち、19人の教授からは相手にされなかった。
たった1通、良い返事が帰ってきたジョン・ホプキンス大学で研究の場を得て、テスト方法を開発した。現行の方法よりも90%正確で、400倍の感度で、経費は26000分の1という新しい検査方法を開発した。1つの小さな検査紙で 費用は3セント(約3円)、わずか5分でテストできる。
Q どうやって考えたの?
A 「1年半のたくさんの努力と気の遠くなるような数の失敗」
A 「1年半のたくさんの努力と気の遠くなるような数の失敗」
高校の授業中に、隠し読みしていた記事から解決のアイディアを得た。