私はタイガースフアンではあるが、ジャイアンツの長島氏は嫌いではない。
かつて、JAニューズ紙に「あの長島氏に会った」というコラムを書いたほどである。
松井氏に至っては「大好き」の分野に入る。
しかし、 このたびこの二人が揃って国民栄誉賞を受賞することについては
少々違和感がある。子弟揃って受賞ということだが、同時受賞は腑に落ちない。
そう感じていた矢先、あす(5月5日)東京ドームで授賞式があり、安倍首相が
審判員役で登場するとのことだ。
それを聞いて呆れてしまった。
何のことはない、国民栄誉賞を自分の人気どりに利用したまでのことである。
この国には、国民栄誉賞を受賞する資格を持った素晴らしい人は山ほどいる
のだから、大きな視野を持ってそのような人たちにこそ授与すべきではないだろうか。