中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

国民栄誉賞・納得の人と??の人

 政府がフィギュアスケート羽生結弦選手への国民栄誉賞授与を
検討している問題で疑義が出ている。わたしも羽生選手の熱烈な
フアンでありながらも「おかしい」と感じている。 フアンであっても国民
栄誉賞ということになれば「公平さ」を無視するわけにはいかない。
 過去に受賞した人たちの中でも納得できないひとが何人かいる。
ちょっと書き出してみよう。
1977年   王貞治    (プロ野球選手)
1978年   古賀政男   (作曲家)
1984年   長谷川一夫  (俳優)
 〃      植村直己    (冒険家)
 〃      山下泰裕    (柔道家
1987年   衣笠祥雄    (プロ野球選手)
1989年   美空ひばり   (歌手)
1992年   藤山一郎    (歌手)
  〃     長谷川町子   (漫画家)
1993年   服部良一    (作曲家)
1996年   渥美清      (俳優)
1998年   吉田正      (作曲家)
  〃     黒沢明      (映画監督)
2000年   高橋尚子     (マラソン選手)
2009年   遠藤実      (作曲家)
  〃     森光子       (俳優)
  〃     森重久弥      (俳優)
2011年   サッカーワールドカップドイツ大会日本代表チーム
2012年   吉田沙保里    (レスリング選手)
2013年   大鵬         (大相撲力士)
  〃     長嶋茂雄      (プロ野球選手)
  〃     松井秀喜      (プロ野球選手)
2016年   伊調馨        (レスリング選手)
2018年   羽生善治      (将棋棋士
  〃     井山祐太      (囲碁棋士)   
 以上の受賞者の内、私は太文字にした人たちへの授与には納得できるが、
その他の1団体、4個人への授与には疑義がある。
 たとえば、羽生さんと井山さんは同じ七冠だが羽生さんは長い年月をかけて
取得した「永世」七冠であり、タダの七冠であれば若いころにとれていた。井山
さんの7冠も凄いとは思うけれど、授与までにもっと研鑽を重ねてからでもよかった。
 同じような感じなのは松井秀喜さんの場合だ。長嶋さんのセット授与という感じで
全く納得できない。冒険家の植村さんも納得できないものがある。
高橋尚子さんに上げるなら、もっともっと厳しいコースでアテネでの金メダルの
野口みずきさんにも上げるべきでしょう。内容の感動から言えば・・野口さん。
 サッカー女子がどうしてもらえたのか分からない。試合は全部見ていましたし、
感動ももらえたけれど・・それとこれとは・・ちょっと違うでしょう。
 羽生結弦さんに上げるなら・・体操の内村航平さんに上げるべき。そして、五輪
3連覇の柔道家野村忠宏さんにも出すべき。 国民栄誉賞というからには、国民
が納得できるように人選すべきでしょう。
 羽生結弦さんも素晴らしいですが、彼がフィギュアー界に今後も貢献してからでも
遅くない。一時の興奮で授与するようようなものではないと思っている。