中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

名作「北の国から」を見直す

 「北の国から」。このドラマを覚えている人はだんだん少なくなってきているだろう。
倉本聡さん原作の「北の国から」には、深い思い出がある。
 多忙だった私は、このドラマが始まっていることさえ知らなかった。私がドラマの
ことを知ったのは、放送開始から数年は経っていたのだろうとおもう。
 ドラマを数週間観てから原作本を読んでみた。そして、無茶な行動を起こしたものだった。
当時、私は俗に落ちこぼれと言われていた生徒たちに高校進学の夢をかなえるべく
高校を作り経営していた。
 落ちこぼれではなく、家庭や学校が落ちこぼさせたと私は考えているが、2~3校も
高校受験に失敗してきた彼らは、やはりそれまでの勉強をおろそかにしてきた報いが
出ていて、学習能力が低かった。
 高校なので、教科書は文部省指定のものを使うことが定められている。
私は、「北の国から」の文庫本を全生徒に副教材として買い求めることを義務付けた。
そして、国語の教師には「北の国から」を主教材として教えるように求めた。
理科、社会の教師には、「北の国から」からテストを作るように命じた。なぜならば、
北の国から」を詠むと、国語能力、社会化能力、理科能力のみならず、何よりも
生きていく力がつくと感じていたからだ。
 2週間前から、BSフジで「ドラマ・北の国から」の再放送が始まったので、欠かす
ことなく観ている。私がみていなかった最初の部分も見られるので嬉しい。
毎回、感動と共に観ている。そして、あの時に副教材として思い切った指示を出した
ことが誤りではなかったことを再確認している。
 じっくり時間をかけて作られたドラマ。人間の生きていく力と言うものを強く感じさせて
くれるドラマ。 今の若い人たちが、このドラマを見てどう思うのかが気になる。
私は、27歳で自分ひとりで家を建てた。設計、鋸、鉋、鑿、金槌・・こう書いても読めない
ひともいるかもしれない。それまで見たこともない大工道具を使って、すべてをやり遂げた。
だからこそ・・かもしれないが・・・「北の国から」のドラマの凄さを感じる。
 今からでも遅くない。是非BSフジの再放送(17時から)を見てほしいものだ。