中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

大多数が「憲法改正賛成派」だった

 毎日新聞社が行った、衆議院選挙の当選者へのアンケート結果を見て、
今更ながらに、あきれた、驚いた、危機感を抱いた。
 選挙前から日本の右傾化を恐れてはいたが、ここまで来ると戦後ずっと
守られていた(良し悪しは別にして)憲法がいとも簡単に改正することも視野
に入ってきた。
 憲法を改正するためには、衆参両議院の3分の2以上の賛意がなくては
改憲発議」が出来ないことになっている。
 戦後、自民党の圧倒的な支配下の中にあっても、社会党共産党という
左派の党ががんばってきて、決して3分の2の議席を奪われることがなかった。
 今回の調査によると、
 * 集団的自衛権を見直すことに賛成には、78%が占めている。
 * 憲法第9条の改正に賛成では、      72%が賛成している。
 * 全体を見てみると「法改正賛成」が 91% 反対が 7%
  衆議院議員の圧倒的な数が、憲法改正派ということになり、戦後初めての
 傾向だろう。
 来年の、参議院選挙で憲法改正派が今回と同じような傾向になれば
 間違いなく、憲法は改正される。
 憲法改正が良いのか悪いのかは、各自が判断することなのだが、
  少なくとも、今は1930年代の(昭和の最初の頃)と同じ傾向にあり、
 一つ間違えば「戦争」が現実のものになるということだけは覚えておいて
 いただきたい。
  「空気」のように漂う国民よ、大きな風に振り回されていると、この国は
 どこまで飛ばされるかわからない。