中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

安倍内閣の向かう道と憲法

 今日は憲法記念日
 憲法についてもう一度深く考えてみたい。
 憲法は何のために必要なのだろうか。どういう目的で作られる
 ものだろうか。
 どの国でも、ある勢力が強くなれば、その勢力の好きな方向に
 国を作ることができる。絶対君主の国を考えればそれはわかりやすい。
 現在の北朝鮮などは絶対君主的である。
 国民の幸せを第一に考えることなく、君主の都合の良いように国つくり
 をしてしまうのだ。
 では、民主的な国ではそういうことがないかと言えば、ある政党が
 絶対的な力を得た場合などに時の権力者の考えようによっては
 同じような傾向が現れる。
 多数を占める勢力によって間違った方向に誘導されないための歯止め
 として憲法が作られている。いうならば、絶対多数政権であっても、好き勝手に
 してはならない束縛が憲法によってかけられているのである。
 それなのに、安倍総理憲法の括りによって身動きが取れないとこぼしている。
 憲法が何のために作られているのかを知ってか知らずか・・というより意図的に
 憲法をなし崩しにしたいらしい。
 選挙で多数を獲得したのだから、内閣の憲法判断で「集団的自衛権」も可能だと
 言い始めたのだ。
 戦後の日本は、これまで一度も戦争に巻き込まれたことはない。
 それは世界的に誇れる稀有な存在である。だからこそ、憲法第9条をノーベル
 平和賞にという声も上がっている。
 安倍総理だけでなく、それを支える周囲の人たちも、周辺の政党たちも、阿部路線
 の危険性を黙認しているかのようだ。
 韓国、中国と意図的に摩擦を強め危機感をあおり、国内で憲法改正への道を
 作ろうと画策している。
 子供たち、孫たち・・・・子孫たちに、平和な日本を残してやりたいものだ。