トランプ氏のツイッターや記者会見では、中国、日本、
ロシアの国名がでたが、ヨーロッパの国名にはあまり
触れなかった。
経済問題以外は彼はあまり考えていないのだろうか。
彼の登場で、注目を浴びるようになってきたのは、
ヨーロッパ各国で行われる選挙なのだ。
マリーヌ・ルペン党首だ。
経済的ポピュリズムと反移民を織り交ぜた政策で、大統領の座を
射程圏内に捉える。反EU主義のルペンが勝利すれば、EUは本当の
危機へと向かうだろう。
ルペンと対峙するのは共和党予備選を勝ち抜いたフィヨン元首相で、
ルペンと対峙するのは共和党予備選を勝ち抜いたフィヨン元首相で、
この2人の一騎打ちが現実的なシナリオだ。
フランスの大統領選挙は、ヨーロッパの目玉となるだろう。
メルケル首相は難民問題をめぐり自身が率いる与党内の右派勢力と
極右政党・ドイツのための選択肢(AfD)からの批判にさらされている。
「メルケル敗北」となればヨーロッパに激震が走るだろうが、その可能性は
ほとんどない。彼女が4度目の勝利を得るのは間違いない。