米司法省は12日、ヒラリー・クリントン前国務長官の
私用電子メール問題に対する同省および連邦捜査局
(FBI)の捜査について調査を開始したと発表した。
トランプ氏に有利な状況を作り出したとの声が上がっている。
調査の開始により、こうした疑念はトランプ政権発足後も
かなりの期間、続くことになりそうだ。
ホロウィッツ監察官は、調査開始の決定は複数の連邦議会議員や
一般市民からの声に応えたものだと述べた。
監察官らは今後、同省やFBI職員が不適切に非公開情報を公開した
ことはなかったか、投票日直前にFBIが情報公開法に基づく請求を出した
タイミングは適切だったかどうかといった疑惑について調べることになる。
この調査は、監察官の任期は本来、政権交代とともに終わる。
だがCNNの司法アナリストによれば、調査が続行中である場合には
終わるまで留任させる伝統がある。ただし、司法長官に指名された
ジェフ・セッションズ氏が続投を認めるかどうかは不明だろう。