中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

中国とアメリカに振り回される日本

 もしも、このような問題に興味をお持ちなら、私のHPを見てほしい。
更新してないので古い記事ばかりであるが、歴史的考察として、今読んで
いただいても参考になると思う。
http://www.tnakahara.com/の、上のバーのあるJA・NEWSをクリックして、
「本と寄り添いながら」を開いていただくと、43回(約3年半)にわたって書いた
記事が掲載されている。
 ブログではとても書ききれないことが、この中には書かれているので、参考までに。
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 上記のHPには詳しく書いたが、戦後の日本が、これまでアメリカによって
どのように振り回されてきたかを知ることが肝心だと思う。
小泉さんの「郵政民営化」もアメリカの要求にこたえる形で行われた。
戦後日本の多くの政策は、自前のものではなく、アメリカの要求にこたえる
形で行われたものが多い。その事実に目をそむけたままでは、何も見えない。
 今回の選挙でも、同じような傾向があった。
民主党は、原発全廃を打ち出そうとした。すかさずアメリカから横やりが入り、
野田さんは原発全廃を10年後などとお茶を濁す形となった。
 戦後の政権でアメリカににらまれた政権が生き残ったことはない。嘘だろうと
思うだろうが、本当なのだ。
 野田さんは、アメリカの言い分をのめば自分にもまだチャンスがあると思ったに
違いない。それは浅知恵だ。
 結果論だが、アメリカにとって誰がやりにくかったかと言えば、鳩山氏だった。
理想論を掲げ、アメリカと対峙した。彼のために沖縄基地問題が、ごちゃごちゃに
かき回されてしまったのも事実だが、アメリカにとっては、鳩山氏の正論こそ
苦手だったのだ。だからこそ、アメリカとぎくしゃくして政権を続けることが出来
なかった。
 戦後、こうしてアメリカとのつながりを生かした人が政権の座に長くつくことが
出来た。中曽根氏や小泉氏は、まさにその典型である。
 しかし、これからは、アメリカオンリーだけでは政権維持も難しかろう。
何しろ中国の台頭が著しい。日米安保条約も、その効果は眉唾ものである。
そのような危ぐがあるからこそ、右傾化が進んだと見る人もいるが、それは違う。
右傾化はマスメディアの誘導だと私は考えている。
 アメリカと中国、世界の覇権を争う2大勢力に挟まれて、日本がどのように
外交展開が出来るか。
 世界のなが~~い歴史をしっかり把握したものでないと、対応が難しかろう。
新しい財務大臣に任命されようと言う麻生氏のように、マンガしか読んだことの
ないような人が、重要閣僚になって大丈夫なのだろうかと案じる。
  歴史を正しく認識する人でなければ、これからの日本をリードできない。安倍氏
いうような日銀法改正までやっての日本紙幣増刷は、歴史的にみれば「失敗」になるだろう
と考えられるからだ。