中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

第2の人生(21)

 退職後に外国移住しようと考える人の多くは、「遊んで暮らそう」と言うものらしい。
この前にも書いたが、事業者移住の人たちの多くも、「遊んで暮らそう」と考える
人の多さに驚いたものだ。この場合は、はっきり言ってビザ取得時の約束違反であり、
法律違反である。豪州政府と言うのは、いたってのんびりしていて、その辺りの取り
締まりが厳しくない。
 チャイニーズたちは、自分たちの移住に要した金をもう一度中国に戻して、次の人たちが
その金を使ってやってくるというようなことまで平気でやっていた。
 のんびりした国と言ってよいのか、いい加減な国と言ってよいのかわからない。かといって、
何もかものんびりしているわけでもなく、厳しい時は厳しい。
 でも、結局は、その手の約束違反をする人が多くなりすぎたために、それまでの
退職者移住ビザがなくなったし、事業ビザの制度も変わってしまった。
 のんびりしていたのではなく、やるだけららせて、あとはばっさりと切ってしまったと
言うべきだろうか。
 私は、いつも言っていたことだが、外国にあっては、一人一人が外交官になった
つもりで行動すべきだと思っている。自分だけが良ければよいという人たちが多いと、
必ず他の同胞にとってまずい結果となるものだ。
 しかし、ある意味において、外国移住を考える人の中には変わりものも多い。身勝手
な人も多い。そういう人たちが、真面目な人たちの移住を妨げる結果となる。