中原武志のブログ

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平松・大阪市長の「脱原発」発言はすごい!

平松・大阪市長関西電力に対して「脱原発」を提案すると発表した。
関西電力筆頭株主としての立場での提案となるだけに、この発言の
持つ意味は大きい。
 このところ、橋下大阪府知事に振り回されていた感のある平松氏だが、
菅さん同様に大ヒットを放った感がある。
 神戸の矢田市長は慎重論で、彼の生ぬるさがここにも表れている。
 
建設案」を出した。
 脱原発すると、必ず「電力不足」が生まれるという反論が出てくるが、
ガスタービン発電だと自然エネルギー発電が整うまでの即戦力として
使える。原発建設の敷地面積の60分の1で、原発一基分の発電が
可能なうえに、天然ガスが余っていて、価格が低迷しているから、負担も
軽くなる。
 何よりも、天然ガスでタービンを回し、起こった熱で別のタービンを
回すと言う二重発電が可能なので、2酸化炭素排出などの問題も軽減
されると言うから優れものだ。
 ガスタービン発電機なら、1年間にかなりの増設も可能である。
ここで問題なのは、政府の毅然とした姿勢だけである。脱原発に舵を
切ることを明確にし、代替発電に切り替える決意をすることが求められる。
 そんな折に、担当大臣が「点検を終えた原発の運転を認める」と発言
したのは、お粗末もいいところだ。
 政府は何を考えているのか。産業界の圧力はそんなにもすごいものかと
驚いてしまう。
 目途を2年先か4年先でもよい。脱原発に向けてシフト転換すべきだと
思う。