中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

「初めて知った」枝野さん

枝野官房長官は、3月11日の東日本大震災による津波
襲来の前に、作業員が緊急時冷却装置の「非常用復水器」
を手動停止した可能性が指摘されていることについて、
「報道で初めて知った」と述べた。
 
そうなんだ。官房長官でさえ、初めて知ったのか・・・と驚いた。
それが本当なら東電の「原発関連事項の隠し体質」は徹底して
いたのだろう。
その東電が、行程表の見直しを発表した。
これまでの水棺作戦を変更して、建屋内の汚染水を浄化しながら
炉内に循環させる「循環注水冷却」の確立を目指すらしい。
 
この前の工程表は「絵に描いた餅」と酷評した私だが、今回は
「絵にもならない餅」と決めつけておこう。
何故、絵にもならないのか?
現在の大量に溜まった高度汚染水処理への見通しが甘いと見る
からだ。2号機、3号機の現状が正確に把握できていないのも
問題だ。
燃料棒が溶融するメルトダウンが起こっている以上、燃料棒の
取り出しが出来ない。今後いくつもの難関を突破しなければならず、
もう少し食べたくなるような餅を絵に描いてほしい。