中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

福島第1原発・4号機が危ない!!

 4月1日午後11時4分に、福島県浜通り震度5地震があった。
震度は福島県沖だが、この辺りを震源とする地震はあの大地震以来
ずっと続いている。浜通りと言うのは第1原発にとても近い場所である。
 第1原発の第1、第2第、3号機の冷温化は難渋しながら、どうやら
コントロールできている様子だが、心配なのは第4号機である。
4号機は、大地震の際には運転を止めていて、燃料棒を1535本
重さにして460トンが3階と4階の冷却プールに置かれていた。
 3号機の水素爆発で、4号機の建屋も屋根が吹っ飛んでいるから
燃料棒タンクはむき出しの状態だ。何より心配なのは、グラグラになった
建屋が460トンもの燃料棒と冷却水を合わせた重量を支えられる
かということである。
 万一、支えられられなくなって燃料棒が落ちるようなことがあっては
取り返しのつかない放射線が放出されることになる。
 チェルノブイリのようなコンクリートでの石棺にしてはどうかと提案されて
いるが、東電はダムを造るほど費用がかさむのでやりたくないという。
 あくまで東電と言う会社が主導権を持っているだけに、政府も手をこまねいて
いるのだが、冷却に海水を使っていることもあり、鉄骨が弱くなっている
可能性が高い。
 東電の国有化をしない限り、事故原発の管理ができないのではないか。
すでに「想定内」の問題であり、楽観を許されない事態であることを、もっと
深刻にとらえてほしいものだ、