中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

東京電力の隠ぺい主義

福島原発がどうなっているのか、これだけ報道されていて、さっぱりわからない。
分かったようでわからないと言うのは、大きな隠ぺいがあるからだと思っていた。
なんと、他にも核燃料が6400本もあると言うではないか。
とんでもない数字である。冷却装置が作動していない現在、それらの安全性も
保たれていないと言うことになる。
TVの記者会見の際に出てくる4人ばかりの東電社員は、いったい何者なのかも
さっぱりわからない。中央に座っている、一番偉いと思われる人は何者なのか。
あの4人の中で最も頭が悪いのではないかと思われる人物の正体が分からない。
受け答えに明確さが欠けている。原発の責任者と言えば、日本の危機管理の一角を担う
重要なポジションである。それなのに、このような頼りなげな人たちにそれを任せていて
良いものだろうかと心配する。典型的な会社人間で、実力にかける連中のようだ。
少なくともスペシャリストではないのは明らかである。これも日本の会社の典型系だ。
日本の会社はゼネラリストばかりを育てる傾向があり、あなたの特技はと問われると
「部長ならできます」と答えそうな連中が多い。そういう連中は、いざという時の危機管理が甘い。
あの世界に誇るトヨタ自動車でさえ、その大きな穴に入り込んで、考えられないようなミスを
犯して世界一の座から滑り落ちてしまった。
原発となれば、車のブレーキがどうとかいう程度の問題ではない。一旦原発に大事故が
発生すれば、日本と言う国が何十年に亘って苦しむことになる重大事なのだ。
6400本もの使用済み燃料が残されているとなれば、幹部は命を賭けてでも修復すべきなのだ。
東京本社にどっかりといて、現場のことがさっぱりわからないような人たちは、さっさと辞めてほしい。
冷却装置が動かなくなったのが原因で今回の事故が起こった。
ならば、何より先にそれを修復すべきではなかったか。
のんびりしているうちに、水素爆発が起こり、放射能が発生し、濃度が増して近づけないように
なってしまった。無駄に時間を過ごしたと言うことが、重大さをました原因である。
昨日の会見で、外部の電源から原発まで新たに電線を敷き、原発の冷却装置が稼働できる
よう手配中だと言った。では、電源から原発までの距離は?と質問されると直ちに答えられない。
周囲に助けを求め、やっと1・5キロですと答えていた。現場を知らない指揮官たちだ。
戦争も、こういう指揮官のもとに居ると、犬死させられることになる。
福島原発の現場にいる人たちは、命がけで戦っている。指揮官たちよ。日本の重大事なのだ。
隠ぺいするな! そして、あなた達は幹部は現場に行け!!よく現場を観ろ。考えろ!
自分たちで招いた国家の危機を、責任を持って解決してもらいたい。