中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

震災を受けた人たちの薬について考える

多くの人たちが避難生活を送っている。
ライフラインがずたずたで、水、食べ物、ガス、電気、ガソリン、軽油、灯油などすべてが
足りないようだ。
そして、薬品類の不足を嘆いている人たちも多い。医療関係者たちは、患者が目の前に
居るのに電気がない、薬がないのでは治療できない苦しみを味わっていることだろう。
そこで、普段飲んでいる薬が足りないと嘆いている方々に、一言アドバイスしたい。
まず、日本と言う国ほど薬を出す国は他にはない。なぜならば、西欧諸国では処方された
内容のチェック機関があり、医師が過剰な投薬をしていた場合に、医師への医療費支払い
を減らすからだ。無用な投薬だとみなされて、医療費がもらえなくなると言うわけだ。
だから、本当に薬を出してくれない。
ところが、日本では、検査、検査があり、薬、薬・・・・なのがとても不思議な感じがする。
しかし、日本ではそれが普通なので、だれも不思議に思わない。
血液検査の結果をみて、ドクターは降圧剤を処方し、コレステロールの薬を処方する。
日本ほど、降圧薬とコレステロールの薬が消費されている国も珍しい。
実は、飲まなくてもよい薬を毎日せっせと飲まされていたと言うわけだ。
薬を山のようにもらって喜んではいけない。薬は毒なのだと言うことも知ってほしい。
本当に薬が必要な人もいる。そういう人たちには、薬がないことは命に直結する。
症状がないのに、血液検査の結果だけで、降圧薬やコレステロールの薬を処方されて
居る人は、飲まなくても大丈夫なのだと言うことも、この際に認識してほしい。
薬の無駄遣いは、日本の医療費の無駄遣いでもある。
赤ちゃんが母親にミルクを求めるように、医師に対して薬を求めることは間違いだ。
薬は、本当に必要な時に飲むものだと考え直そうではないか。
昔の薬局ののれんに「薬は毒」と書いたものがあったそうな。TVでみたことがあるが、
昔の人はえらいと思った。 薬は毒・・・言い得て妙である。