中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

不況の時代をどう生き抜くか(1)

不況の時代をどう生き抜くか(1)

このシリーズ連載は、若い人たちに向けた応援歌だと思っていただきたい。
若いということは、限りない可能性があるということである。
何よりも、自分の可能性を信じて生きてほしい。自分にも分らないほど、誰もがすごい
可能性を秘めているということを、私の人生を紹介することで知ってもらいたいと思って、
書き始めたのだ。
若い人たちよ。せっかくこの世に生れてきたのだから、自分という存在をしっかりよ
この世に残そうではないか。君たちには、でっかい可能性があるんだぞ。
いくらでもチャンスはあるんだぞ。
しかし、チャンスの神様には、前髪しかない。後から気がついても後ろ髪がないから
掴めない。チャンスの神様が近づいてきていることに気がつくのは、普段からの心がけ
を持っているものだけだ。君には、チャンスの神様が見えるかい?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2008年のサムプライム問題の発覚から始まった世界同時不況の
荒波は、今後も5年から10年間は続くと考えられる。
サムプライム問題が発覚して半年も経ってからでも、日本政府の経済問題
を担当する与謝野さんは「日本の場合は、蜂に刺された程度」だと国会で
返答している。

それから僅かに数ヵ月後には、日本がアメリカやユーロー圏よりも多大な
経済衰退に陥っていることが判明している。
ということは、政府の言うことだってあてにならないという証明でもある。
サブプライム問題がマスコミを賑わし始めてから、多くの論評が行われた。
そして、それらの多くは的外れだった事実もある。

そんな中で、素人の私が豪州の邦字新聞である「JAニュース」紙の連載
エッセイの中で書いてきたもののほうがはるかに的中している。
これは自慢ではない。経済専門家の言うことは、これまでにもあまりあてに
ならなかったように、今回もそうだったというだけのことである。
ビッグバンの時も、グローバルスタンダードの時も経済学者の解説の多くが
外れたのも事実である。
グローバルスタンダードに向かった結果がサムプライム問題を引き起こした
ことは言うまでもない。

政府の言うことも経済学者の言うこともあてにならないとすれば、誰をあてに
すればよいのか。その答えは明確である。一人ひとりがもっと賢くなることである。
人生経験が豊かであれば、なまじっかな学者や評論家よりも、物事を正確に
とらえることができるはずである。
人生経験の豊かさ、深さを求められるのは、このような不況時ではないだろうか。

では、人生経験の少ない若者はどうすればよいのか。それを次号以下で書いていきたい。