中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

プロ野球の年俸問題を考える

プロ野球の年俸題を考える

たまには、柔らかい話も書いてみよう。

今年の阪神タイガースはみじめだ。
交流戦前半が終わった時点で借金7つと言う有様だ。
そこでフロントは真弓監督の「助っ人は要らない」という言葉を退けて
新たにブラゼルを新助っ人として迎えた。

最初の試合で決勝打のツーランホームランを打ち、いきなり勝利に貢献して、
チームの一員としての地位を確立した。
昨年の助っ人、バッターボックスでにやにやしていたフォード選手や今年の助っ人、
天井を向いて顎を上げて打っているメンチ選手との違いを見せつけた。

ブラゼルの初出場と入れ替わりに今岡選手が2軍へ降格された。
ブラゼルの年俸は、推定2500万円。今岡選手の年俸は推定1億8千万円。
そこで、プロ野球の年俸ってどうなっているんだ・・と思っているフアンも
少なくないだろうと思う。
いくら一度は打点王になったとはいえ、3年間も泣かず飛ばずの今岡選手が、
どうして1億8千万円ももらえるのか、どうしても納得がいかない。

これが大相撲ならどうだろうか。
場所ごとの成績が悪いと、成績通りに番付けが上がったり下がったり、場所の
成績が即、次の場所の番付けに反映される。10両力士は幕下に陥落すると
それまで付け人がついていたのに、今度は自分が付け人にならなくなるという
ほど厳しい社会だ。
ゴルフの場合はどうだろう。
ゴルフだけで生活できるプロゴルファーは一握りの選手だといわれている通り、
とても厳しい社会である。シード選手になれなければ、試合に出ることも難しい。
試合に出られなければ賞金も得られないのだ。

今岡選手が憎くて書いているのではなく、アメリカのメジャーリーグも含めて
プロ野球全体のことを言いたいのである。
今岡選手と同じような例がプロ野球には多くみられるからだ。

フアンは、高い入場料を払って、球場まで足を運んでいる。中には家業もそこそこに、
家庭も顧みないで応援に熱心なフアンもいる。
その日の生活にも困窮しているようなフアンもいる。
そして、1安打が何百万円という馬鹿げた現象も厳然として存在しているのだ。

プロ野球は、夢を売っているからこそプロ野球である。失望を売ってもらっては
困るのだ。
是非、プロ野球年俸制度の在り方についてフアンから大きな声をあげてもらいたい。
そして、監督の選手起用については信賞必罰でやってもらいたい。
昔、鶴岡監督がいった。「お金はグランドに落ちている」と。グランドで稼いでこそ
プロ野球選手である。

ついでに、もう一つ。
阪神タイガースのスカウトはどうなってるのか。アホばかりなのだろうか。
他球団に比べてスカウトの仕方が下手に見えるのは私だけなのだろうか。
今年のメンチを初めて見たときに、私は即座に言ったものだ。
「あんなに顎を上げて構えるようじゃ打てないよ」と。プロのスカウトなら
分かっているはずだ。監督だって気が付いているだろう。それなのに、どうして
引っ張ってくるのか。試合に使うかか、私には一一向に理解できないでいる。