中原武志のブログ

生きていくうえでの様々なことを取り上げます

今週のお題「納豆」の思いで

今週のお題「納豆」

 私は50歳を過ぎても納豆が食べられなかった。

関西の人に納豆嫌いの人は多い。あの猛烈な臭さ。

世界の臭い食べ物のナンバーテンに入る。

 一番最初に食べた納豆がいけなかった。祖父がt食ったもの

だったが雑菌が入ったのだろう、すごくつらい体験をさせられた。

それ以来、納豆を食べる人たちの気が知れないとまで思っていた。

 オーストラリア・パース市に移住していたころ、なんとなく

納豆を作ってみようと思った。 近年は研究が進み臭くない納豆菌が

手に入ると聞いたからだった。

 日本に手配して「納豆菌」を手に入れたが、さてどうやって作ろうかと

苦心惨憺。

 最も苦労したのは温度を一定に保つ方法だった。 そういう機器を手に

入れれば簡単なことだが、納豆がすきになれるかどうかさえまだ分から

ないのに機器まで買うつもりはなかった。

 結局、三度失敗し、四度目からは上手に作れるようになった。一食分ずつ

包んで冷凍庫で保存した。 知り合いの日本人たちにも差し上げて好評だった。

一度に50食分ほどが作れる。 体に良いと言われる納豆にはタンパク質も

豊富だし、少々の臭さは目をつむって(鼻をつまんで)たべたが、大好きには

なれなかった。

 14年間住んでいたパースを離れて帰国すると、あれほど苦労しなくても、

沢山の種類が安く売られている。 中には好きな味のものがあって食べる機会

も増えた。

 そのうち、肺塞栓症になり、血液サラサラになるワーファリン錠を飲まされる

ことになり、納豆が禁止され、食べられなくなってしまった。

 ところが最近、淡路玉ねぎをよくいただくので、ブランチに新玉をスライスして

レタスと共にサラダとして食べる。 玉ねぎをスライスして食べると(半玉程度)

なのに、手のひらに出血が多くみられるので、ワーファリン錠の数を減らしている。

 医師も驚いている。 納豆は駄目だと注意書きにあるが、玉ねぎもとはしらな

かったという。

 納豆と玉ねぎのスライスで血液サラサラは間違いないですよ。